働く人のSNSマナー 2

ビジネスコミュニケーション

今回は前回に引き続きSNSのマナーについて、今回は特に社内でSNSを利用するときのマナーについて取り上げます。

業務では、個人では知ることができない情報を扱うことになります。

前回と繰り返しの内容になりますが、公開した情報によっては、情報漏洩=機密保持違反として、懲戒や損害賠償請求を受けるかもしれません

今回のポイントは下記3点です。

  • 業務で知った情報を個人的に使わない
  • 会社のイメージダウンになるような投稿をしない
  • その他注意点

業務で知った情報を個人的に使わない

会社が得た個人情報や営業秘密を従業員が個人的に使用することは、通常禁止されているはずです。

そのため、会社にある個人情報や営業秘密に勝手にアクセスし、個人的に使用することは情報漏えいになり、会社のルール(守秘義務)を破ったことになるのです。

また、特に気をつけたいのが、一緒に働いている人の個人情報です。

業務で知った個人情報を使って、相手の許可なく業務外でメッセージを送ったり、電話をかけたりしてもいけません。これらの行為を相手方が良く思わなかった場合は、セクシャル・ハラスメントやパワー・ハラスメントにもなり得るのです。十分気をつけましょう。

当前のことながら、顧客の情報は業務外で使用してはなりません。顧客と仲が良かったとしても、それは「業務上」でのことなのです。仲がいいから、個人的に使用してもいいというわけではありませんので、業務外の利用は情報漏えいだと、しっかり認識しましょう。

情報漏えいは会社のルール違反です。会社で懲戒処分になるだけでなく、損害が発生した場合、賠償請求をされる可能性がありますので、会社で得た情報は業務外で使用しないようにしましょう。

美容師が顧客に一目ぼれしたとして、店舗の情報を勝手に利用し、個人的に連絡を取った

会社のイメージダウンになるような投稿をしない

たとえプライベートの投稿だとしても、会社のイメージダウンにつながる内容は投稿してはいけません。投稿された内容が嘘や冗談であっても、その投稿で会社のイメージがダウンし、売上に影響を与えるようなことになれば名誉棄損として訴えられる可能性があります。

投稿内容が同僚の悪口だったとしても、会社が分かってしまった場合、顧客が見て気分を害し、会社の信用を失うかもしれません。

そもそもやってはいけないことですが、商品で遊んだり、什器に入り込んだりして、さらに写真や動画を投稿するようなことはしてはいけません。会社の備品は会社の許可なく本来の用途(業務)以外では使用しないようにしましょう。特に衛生面にかかわることは特に注意が必要です。

店舗のイメージが下がり、店舗が閉店し、問題を起こした従業員に損害賠償請求をした例もあります。

都内のそば店で従業員が食洗器に入る様子を投稿し、炎上。3か月後に店舗が閉店、従業員が損害賠償請求された

その注意点

一度投稿したものを完全に消去することは難しい

自分が投降した内容であっても、一度公開したものは、完全に削除することは難しいです。例えば、自分は消していても、誰かに保存され拡散される場合があります

問題のある内容を投稿しても、かぎ付きの限定公開アカウントだから大丈夫、あるいは24時間で消えるから大丈夫、と思っている人もいるかもしれません。

でも、インターネット上に投稿した内容はだれが見て、保管しているのかはわかりません。悪意のある人に保存され、拡散されると、取り返しがつかないのです。

自分の信頼できる友人にしか見せてないから大丈夫、という考えも非常に危険です。

大手すしチェーンで鍵付きアカウントで公開された不適切な動画が仲が悪くなった友人によって拡散された

冷たいようですが、その友人といつまでも親しいとは限りません。特に会社の同僚の場合、退職や異動などで離れてしまうと、疎遠になりやすくなることもあるでしょう。わざとではなくとも、盗まれたり、スマートフォンを落としたり、紛失したり、売却した会社がデータを復旧し、不正利用をするかもしれません。また、不正アクセスされ、拡散される可能性だってあるのです。

なお、一度炎上してしまうと、過去の投稿から自分の個人情報が特定され、内定が決まっていても、内定先まで問い合わせが殺到し、内定が取り消されたりすることもあります。また、自分の名前とやってしまったことが関連付けられニュースになり、デジタルタトゥーとしてインターネット上にずっと残ってしまいます。あなたが忘れたとしても、どこかに残っていて再燃するかもしれないのです。

投稿した情報は残ってしまうということを、しっかり認識しておくようにしましょう。

相手の意見を尊重する

前回の記事でお伝えしている映り込みや社内連絡網を使った個人的な連絡をされることについて、自分は問題ないと思っていても、他の人はそう思っているとは限りません。

勝手に写真を撮ってSNSに投稿することは犯罪(肖像権の侵害)ですし、繰り返しますが、会社が持つ個人情報を私的に利用すると、懲戒処分になる可能性もあります。

ストーカー対策など様々な事情でプライバシー情報を公開したくない人もいます。自分は勝手に使っていいと思っているからと言って、相手も同じだと思い込み、自分だけの考えで勝手に投稿したりしないようにしましょう。

写真に含まれるEXIFデータ(位置情報)などについて

現在では、ほとんどのSNSで位置情報は自動的に削除されるようになっていますが、スマートフォンなどで撮影した画像には位置情報が含まれていることがあります。

AirDropなどを使って写真のやりとりをした場合は、位置情報(家や職場の場所)が削除されないまま周囲の人の間に広がっていくか可能性があることにも注意しておきましょう。

まとめ

前回と併せて今回SNSのマナーとしていくつかポイントを紹介しました。

  • 勤め先の端末取り扱いルールに従う
  • 勤め先で知った情報を公開しない
  • 職場内での写真撮影は映り込みに注意
  • 個人情報を勝手に利用しない
  • 会社のイメージダウンになるような投稿はしない

仕事をする上では、少なくとも上記のような点はマナーとして押さえておくべき内容です。これに加えて、別途会社でのルールがある場合は、それに従い、会社のイメージダウンとならないようなSNSの使用を心掛けましょう。

また、自分が問題のある内容を投稿して炎上してしまったら、個人情報を特定され、ニュースにもなってしまい、ずっとインターネット上に残る可能性があります。自分の人生に大きな影響が出ないよう、SNSに投稿する内容には十分に注意しましょう

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